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ママとはもう別れられないと思った。
ママとは、行くところまで行くしかないよね。
サラリーマン。
ママは52歳。
主婦。
二人のセックスはもう10年近く続いてるんだ。
きっかけは、両親の離婚。
離婚の原因は、パパの浮気。
離婚してからママは落ち込んでさ、いつも布団の中で泣いてた。
可愛そうになって毎晩一緒に寝るようになったんだ。
高校生だったな。
どうやって男女の関係になったかって?ある夜一緒に寝てて、むこう向いてこっそりオナニーしてたら、ママが手伝ってくれたんだ。
「おっぱいにさわっていいのよ。かわいそうに」そんなことをママが言ったと思う。
ぼくはおっぱいにむしゃぶりついたよ。
その夜からママとのセックスが始まった。
関係がなくなったことはないよ。
ほぼ毎晩、ママを抱いた。
そんな僕にも恋人ができた。
去年の秋だった。
同じ職場の後輩。
香里、25歳。
可愛らしくて誠実な子だった。
そりゃママより女としての魅力があった。
身体だって、若くてぴちぴちして弾力があった。
僕はついにママを卒業することになったんだ。
そのことをママに話したら、意外とわかってくれた。
「香里さんに悲しい思いをさせちゃだめよ、和人ちゃんには男としての責任があるんだからね。パパみたいな浮気男になったら承知しないわよ」彼女ができてから、ママとのセックスはなくなった。
そして香里とは結婚の約束をした。
話はとんとん拍子で進んで、挙式の日取りも決まった。
新居も借りた。
後は式を挙げて、入籍するだけだった。
そして結婚式の数日前、香里が僕の家に泊まりに来たんだ。
「お母様とゆっくりお話がしたいの。教えて頂きたいお料理もあるし」香里は活きいきしてた。
ママも楽しそうだった。
「こんなにかわいい娘ができてうれしいわ」でもその夜。
香里と二人で寝てたんだけど、ママからメールが来たんだよ。
「和人ちゃん、もう今日が最後と思うとママ寂しい。今晩だけ一緒に寝れない?香里さんのことが気になるんなら2,3時間でもいい。そばにいてほしい」10年近くセックスしてきた母だ。
気持ちも分からなくなかったし、僕もちょっとだけ寂しい気がしたんだ。
「わかった。ちょっとだけ行くよ」そして香里に気づかれないようにそっと部屋を出て、隣のママの寝室に忍び込んだんだ。
枕を並べて寝てるうちに、昔そうしてたように、ママが僕の身体にふれてきたんだ。
乳首とか、ペニスとか。
ママはどうやったら僕が感じるかよく知っていて(たぶん香里より)あっという間に僕のものをびんびんにしてしまったんだ。
こうなるともう我慢できない。
僕は久しぶりにママの身体にむしゃぶりついたよ。
50歳過ぎでもまだ現役だった。
張りはないけど、豊かですべすべしてる。
僕たちはパジャマ脱いで裸になったよ。
香里のことは頭の片隅にあったけど、考えまいととしてた。
今はママとの最後のセックスに集中したい。
それだけだった。
「ああ、ああっ・・・いい・・・」「ママぁ・・・ママ、いいよう」「はあ、はあ・・・はあ、はあ、ああん」「香里に聞こえたらまずいよ、ママ」お互いなるべく圧し殺すけど、どうしても出ちゃうみたい。
「あぁっ・・・あぁあん」ママの悩ましい声が、薄暗い部屋の中に響き渡る。
そのときだった。
「ぎやあ!何!・これ何なの?・・いやだああ!!!」布団も毛布もわきに寄せ、一糸まとわぬ姿で絡み合っているところを見事に見られた。
ちょうど激しいピストンの最中だった。
香里、隣の部屋の異変に気づいたのだろう。
狭い家だから無理もない。
香里はそのまま荷物をまとめて出て行ったよ。
当然だけど結婚は破棄された。
香里、それから退職した。
何もかもが消えて、僕とママだけが残ったんだ。
「和人ちゃん、ごめんね」毎日のようにさめざめと泣くママ。
「もう仕方ないよ、ママ」僕とママはずっと一緒にいるしかないのかもしれない。
真面目にそう思う。